ハートランドビールって知っていますか?
販売してるお店や提供しているお店少なく、あまり見かけたことがないかもしれませんね。
ラベルがなく透明なグリーンのボトル、少し長い口が特徴。
手触りがとてもなめらかで飾っておきたいほど素敵な瓶です。
このハートランドビール、実は日本のメーカーのビールです。
それも大手ビールメーカーキリンの製品。
ハートランドビールは麦芽100%国産のピルスナータイプのビールです。
すっきりとキレのある味が特徴、 日本人好みのビール。
今回は30年以上愛され続けているキリンハートランドビールについて口コミレビューします。
ハートランドビールに合わせるならジャーマンポテトがオススメ
もしこのハートランドビールを買って飲んでみようかな?と考えていたら。
合わせるのはビールのおつまみの王道、こんがりホクホクのジャーマンポテトがおすすめです。
ビール大好きな国ドイツでは代表的な家庭料理で、ブラートカルトッフェルンと呼ばれています。
ブラートは焼く、という動詞から。
カルトッフェルンは、じゃがいもの意味です。
軽く火を通したじゃがいもを再び焼き上げて外はカリッ!中はモチッ!食感に。
ビールが止まらない絶品おつまみ。
じゃがいものホクホク感、ソーセージのジューシーな油、そして塩コショウ。
さっぱりした味わいのキリンハートビールが信じられないぐらいによく合います。
ちなみにジャーマンポテトという料理はドイツにはありません。
このおつまみじゃがいもこんがりさせるのがポイント。
ベーコンのうまみも外せません。
ハートランドビールのオススメの飲み方は?

キリンハートビールおすすめ飲み方、もちろん冷やして飲むのがおすすめ。
ここでどれくらいの温度が良いかな、飲み頃温度って何度かな?と思いませんか。
ビールの温度、一概には言えませんが6〜8℃が目安。
夏場はやや低め、冬場はやや高めにするなど気温によって決めるのがベスト。
あまり冷やしすぎるとビール本来の味がわからなくなり、泡が綺麗に立ちません。
逆に生ぬるいビールだと、のどごしが爽快でなくなり苦い感じが後に残ります。
それとグラスがよく冷やしておくのがさらに美味しく飲むポイント。
グラスにビールを注ぐ時、泡を上手に作りたいもの。
泡があるからビールは美味しいんです。
ビールの泡、見た目のおいしさ、もっと重要な川おいしさを守るふたの役目をしています。
グラスやジョッキの中の 炭酸ガスが外に逃げようとするのを抑えて、空気と触れてビールの味が落ちるのを防いでくれています。
ビールと泡の比率、8:2 から 7:3が理想です。
ここでビールの注ぎ方、プロの技公開!
ビールの3度つぎ。

実際に飲んでみると。
色合いは綺麗な透明感のある黄金色。
香りは甘さと心地良い苦味を感じます。
ひと口飲むと、口当たりがよく驚くほど飲みやすい。
キリッとした苦味、そして爽快感。
飲み終わりには、 ホップによる苦味と麦芽による甘みが鼻に抜けて心地よいです。
ハートランドビールがオススメの理由

おすすめの理由その1
なんといっても透明なエメラルドグリーンの瓶が素敵だから。
瓶ビール、大抵は茶色です。
これは太陽光などを遮光して劣化を防ぐためですが、どこか味気ない。
そこにこのエメラルドグリーンの瓶。
新緑の中でこのハートランドビールの瓶、すっとその場に溶け込む感じ。
瓶なので栓抜きがないと飲めませんが、そこがまた良いところ。
瓶から直接飲む、コップに注いで飲む。
どちらもおしゃれです。
外国に行って、その土地の人が手に瓶ビールを持ちながら飲んでいる、その姿に憧れました。
ここ日本でも、外飲みにぴったりな 瓶ビールじゃないでしょうか。
おすすめの理由その2
ハートランドビールバー100%の国産ピルスナービールだから。
ピルスナー、低温で発酵させて作る下面発酵タイプのビール。
下面発酵酵母(ラガー酵母)を使用し、6℃~15℃の低温で発酵させたビールのこと。
澄んだ黄金色と白い泡、 すっきりとキレのある味が特徴です。
この特徴があるので日本の食事もよく合うんです。
特にお刺身や寿司と言った魚料理との相性が抜群。
苦味がきついとかだと食事の邪魔をしてしまうことがありますが、スッキリしているので その心配もありません。

ここでハートランドビールの歴史を少し。
ハートランドビールは1980年代に放送されていた、キリンビールが提供していたテレビ朝日のグルメ番組「愛川欽也の探検レストラン」がきっかけで生まれたビールです。
当初はテレビ朝日直営レストランでしか飲めませんでしたが、その後にオープンしたビアホール「つた館」(現在はありません)ハウスビールとなってそこでも飲めるようになりました。

副原料は一切なし、麦芽100%、ヘルスブルッカーというアロマホップ100%で作られているビール。
現在は瓶と樽でしか販売されていません。
なのでスーパーやコンビニで見かけることも少なくて、提供しているお店も少ないんですね。
一般的に市販されているのは、 小びん(330ml)と中びん(500ml)の2種類。
それと樽生です。
瓶については、Amazonや楽天市場でも購入が可能です。
ハートランドビールがうまいと言われる理由

ハートランドビールがうまい、と言われる理由はなに?
と問われると、まずあげられるのが麦芽・ホップ・水だけで作られていること。
混ざり物のない、流行に左右されない、純粋な素の味わいがずっと作り出されています。
そうはいっても、この原料だけで作られた他の国産ビール、いわゆるプレミアムビールは色が濃いめ、味わいも濃いめのものが多いですね。
例えば、エビスビールやサントリープレミアムモルツなど。
ビール好きなら納得の味わいですが、普段あまり飲まない人だと飲むずらいのも事実。
その点、このハートランドビールは、さらりとした飲みやすさが大きな特徴。
香りにホップからくる爽やかさ、苦味がきつくない軽くて喉ごしの良さがすばらしい。
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ホップのイメージ画像[/caption]
特に使われているホップが、ヘルスブルッカーという種類を使っているのも大きく貢献しています。
このヘルスブルッカーというアロマホップ、ドイツではとても普及しているもので、とてもくっきりした香り、そして低い苦味が特徴。
ラガーやピルスナー、ベルジャンエールなどさっぱりと飲めるビールのタイプに多く使われています。
ハートランドビールは茨城県取手市のキリンビール工場で

ハートランドビールは茨城県取手市にあるキリンビール取手工場で作られています。
この取手工場では工場見学ができます。
キリン一番搾り美味しさの秘密発見ツアー、ファミリーツアー、そしてハートランドツアー。
このハートランドツアーは毎月第2土曜日のみで、すごく人気があるようです。
申し込みをしてもなかなか予約がいっぱいで、取りづらいようです。
ビールを作る製法の中で糖化法というものがあります。
ハートランドビールは水に溶かした麦芽を煮沸し、少しずつじっくりと時間をかけて旨味を引き出すデコクション法というのを採用しています。
ちなみに瓶のデザイン、クリエーターのレイ吉村氏によるもの。
ニューヨークの沖合いに沈む 200〜300年前の沈没船から見つかった、ラベルのないエンボス瓶からヒントを得たとか。
シンボルとなっている大樹は、ニューヨークの画家であるラジャー・ネルソン氏の手によるもので、アメリカのハートランドと言われるイリノイ州の穀倉地帯の風景画からインスピレーションを得たとか。
大地にしっかりと根を伸ばすその様子は、ハートランドビールのコンセプトそのものです。
まとめ
キリンハートランドビールの詳しいデータなど:
内容量 500ml
保存方法 常温
製造販売 キリンビール
度数 5度
原材料 麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ
はじめずポイント:
このハートランドビール、とにかくエメラルドグリーンの瓶がかわいい。
かわいいというのを男が言うのも変ですが、愛着がわくんです。
そこが魅力的。
それとこのビール、酒屋の修行時代によく通った居酒屋さんで飲んでいたので思い出深いんです。
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